あざ


職場の先輩から聞いた話
数年前、職場では仕事帰りの霊スポツアーが流行っていた

ある時、先輩達は、職場から北方向の山中にある通称
「チン電」
という霊スポへ行った。


その「チン電」というスポットは山の中、川沿いのとある集落横にある神社であり、
なぜかはしらんが、その境内に
「チンチン電車」
が置いてある。
そのため通称が「チン電」(または”チン電さん”)と呼ばれていた。


時間は夜中の3時ごろだろうか。

先輩方は「チン電」の石段の下に車を止め、
細い石段を登っていった。
人数は3、4人。

神社の石段を上っていくと確かに境内にぼろぼろになった
「チンチン電車」があった

先輩方は見える人は一人だけで、残りの人は見えない体育会系気質。
見える人はバンドマンで、その人が
「電車の中にいてはるから入らん方がええで」
という警告も無視し、出たり入ったりと大騒ぎ。

「何もいてへんやんけ」
といい、もう帰ろうと石段を下りだした。
と、
”見える”バンドマンが石段の途中で転げ落ちそうになった。
先輩Hさん「・・・・・何してんの?」
「・・・・・後ろから押された」

そのときは何事もなく帰ったが、翌日のこと。
バンドマンが当日欠勤。
そしてそのまま1週間欠勤した。

後日、
そのバンドマン曰く、なんでも、
1週間高熱が続き、そして背中に
手の形のあざ
が浮き出てきたそうな・・・


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