びわ湖大橋からの飛び込み



職場の大先輩Nさんから聴いた話です
2001年10月ごろの話だったと思います



Nさんは釣りが好きで、あまり琵琶湖は行かないそうだったんですが
その日は車にボートを積んで、琵琶湖へバス釣りに。


琵琶湖に着いて、びわ湖大橋の近くの湖岸からボートを出し、バス釣りを始めました。

と、びわ湖大橋の下あたりまで来ると、遠くで水柱。
そしてすぐ、橋の上から人の声。
Nさんが顔を上げると、タクシーの運転手さんらしき人が数名、Nさんを指差して
「そこや!、そこや!」「助けたってくれ!」
といっているようです。


どうやら誰か橋の上から飛び込んだらしい


橋の上の人達は、
「そこや、そこやがな!」
といっているんですが、高さ十数メートルはあるだろう橋の上からは
”すぐそこ”
に見えるかもしれませんが、湖面にいるNさんからすれば、

「どこやねんな?」
ていう感じです。

飛び込んだ人はどうやら水面でもがいてるらしいんですが、水面と同じ高さな訳ですからよくわかりません。

上から
「そっちそっち!」
という声を元に漕いでいってみたらようやくもがいてるのが見えました。

そっちへ漕いでいったら、どうやら力尽きたのでしょう、
Nさんのボートの1メートル手前くらいで、

「ぼこぼこぼこ・・・・・」

と沈んでいきました。
Nさんのボートはその直後、そのもがいていた水面上をす〜っと通過。
その通過時、水面下で上を見ながら
”直立不動状態で”
沈んでいくその人のを見たそうです。
先輩Nさんいわく、

「自分の乗ってるボートの下を人が沈んでくのてめちゃめちゃ気色悪い」




そのあとさんざん警察に事情聴取され、もう釣りどころではなかったとのこと。

後からの話では、飛び込んだ人は上半身裸で、酔っ払ってたらしい、と。




先輩Nさんは、
「もう二度とびわ湖には釣りに行かん!」
とのことでした



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