沖縄本島・T壕
Un abrigo de "T" en La Segunda Guerra Mundial



その1 / Primer

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2003年7月11日 / 11 de Julio, 2003

戦争学習の学生は来てるようすだが
多分ここは観光客は来ない
いや、絶対来ない
ていうか、場所を知らなければ絶対素通りしてしまう南部の国道脇、ちょっと入った所
しかしここは・・・・・

恐ろしい〜!

多分、公園として整備される前の”ひめゆり”のガマはこんな感じだったんだろう
昼でこれなんやから夜は絶対近寄れない


同行者:黒翁氏、椎名スネヲ氏

件のT壕
天然の鍾乳洞・ガマ
ガマの前は空き地になってて車の駐車スペースもある
ガマへは階段も整備されてて安全に見学できます
相当デカい洞窟で縦横無尽に洞窟が伸びているらしい

行った時は夕方4時
しかし夏至が過ぎたばかりの夏の日のこと
まだまだ日は高く明るい
しかし
壕へ降りる階段は日の光すらも届かないような気配が・・・・・
壕に下りるどころか、
前に立っただけで異様な空気に足がすくむ

っぐぁぁぁぁ
闇の底へ降りていくような感じ
昼でこんだけ恐ろしいとはどういうことか
それだけここで凄絶なことがあったんだろうけど

追記:ここは沖縄県庁終焉の地、とも呼ばれております
地上戦の時ここに隠れた民間人は数千人(!)に達していたという
しかし入り口を敗残日本兵が塞ぎ投降したい民間人を許さない
(理由は内情が知れるのを恐れて)
米軍が洞窟の全てを爆破し生き埋めにしてしまおうという直前に
なんとか投降することに成功
かろうじて全員皆殺しだけは避けられたとのこと
といっても数百人からお亡くなりになったんでしょうけど・・・

ひぃええええ
写真で見ていてすら背筋が寒くなる

沖縄の焼き尽くすように強烈な日の光が
ここには届いていない!

ちなみにここ行ったとき、我々のほかは誰も居ませんでした

階段と手すりが作られているので、物理的には安全に見学できる
物理的には・・・

このガマは鍾乳洞の縦穴になっていて
底にはいくらか陰樹系の植物も生えている
見てのとおり薄暗い
戦火の中、こんなところで過ごすなんて
考えるだけで気が滅入る

ガマの壁には矢印が
多分見学ルートの表示だろうな
ああ、背筋が寒い

矢印の先には洞窟が続く

ガマのそこから上を見る
燦々と照る陽もここへ届く前に減衰してしまうような・・・

さらに奥へと空間が続く・・・
しかし私は怖くて奥へは入れなかった
いたってビビリです、私

上の場所はガマの底近くの途中で
さらに下へ階段と手すりは続いている
しかし、私は恐ろしかったので
下へは降りる気になれなかった
ちなみに洞窟はかなり遠くまで続いており
複数の出口があるらしい

終わり
個人的には沖縄で1、2を争う怖いところでした
戦争時使われたガマ(壕)というものの雰囲気を味わうには絶好の場所ではありますね・・・・・
夜行ったりしたらアカンよ。命ないわ

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