岡山県・閑谷学校 / Escuela de Shizutani
Provincia de Okayama

その3 / Tercera


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孔子像
元禄14年鋳造のもの
お供え物がちょっと少ないような気がしてちょっと寂しい
なぁんかもっと賑々しくハデハデに飾り立ててもええような気がしますが
中国なんやから



毎年10月の第4土曜日に
孔子の徳を讃え祀る儀式を行うそうな
その名を釈菜(せきさい)というそうな
釈尊(せきてん)とも孔子祭ともいうんやて

その4へ / Cuarta

今度は隣の建物へ
隣の建物
こちらは中国・儒教の創始者・孔子を祀った
孔子廟

日本は孔子廟って少ないよね〜
説明看板

孔子廟やなしに聖廟、が正しい名前みたい
聖廟
大成殿の扁額
繋牲石(けいせいせき)

儒教はもともと中国の教えなので
祭りには犠牲獣が欠かせない
一般的には牛
その祭りのための犠牲を連れてきてひもを繋ぎとめておく石を
繋牲石というそうな

まぁ、儒教よりは仏教が浸透してた江戸時代の日本
四足(動物)を殺して喰うだの祀りに使うだのはとんでもないので
いわば、儒教の教えを忠実に守ってるつもりなんですよ〜
の、シンボル的な飾りやね
聖廟の前にあるのは楷(しな)の樹
広葉樹で、中国の学問を象徴する樹にもなっている
いったいに、
岡山市の後楽園でもそうだけど、
後楽園にも古代中国の行政法の井田法による田んぼを拵えていたように
高松の大名庭園の栗林公園がほとんど全部中国・江南の地名をもじっていたように
どうも、
当時の中国カブレの空気を感じる
それだけ中国に憧れていたということでもあろうけれども

学問の理念はともかくも、
こういう中国カブレや「儒教」の空気になじめない空気が江戸時代の国学の興隆や、
南蛮の学問を教える私塾を成立せしめたのかもしれない
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