ミチョアカン州・州都モレーリア/ Morelia, Michoacan


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モレーリア

メキシコ・シティから西へ約240km、
メキシコ中央高原に位置するミチョアカン州の州都

標高は約1900メートル。人口は約60万人

メキシコ・シティーからはバスで約5時間くらい
途中の行程には湖や元湖もあったりする

結構車も多いし人も多いが、きれいな街です
何より人が気さくで開放的!
個人的にはグアナファトよりもモレーリアのほうがいい
お薦めの街



1991年世界遺産指定


歴史

ミチョアカン州の州都・モレーリアは1541年
やっぱり、というかヌエバ・エスパーニャ初代副王アントニオ・デ・メンドーサにより創設された街
当初は副王メンドーサの故郷・スペインのバヤドリードにちなんでバヤドリードと命名された

最初は街というてもスペインからの移民家族たった50組でしかなかった

がしかし
1570年
この街に司教座がバヤドリードに置かれると、新大陸初のラス・ロサス音楽学校が開設され、
近郊の先住民の町パツクアロから
新大陸で2番目に古い大学・サン・ニコラス神学校が移され、
この地方の宗教・文化の中心としても発展してゆく



ちなみに修道会の縄張りでいいますと
ここは人文主義の強いフランシスコ修道会の縄張りになります



ソカロの横にカテドラル(大聖堂)が建設されたのは1576年
しかし日干し煉瓦(アドベ)と木材で出来ていたため、すぐに老朽化

1640年
司教座にふさわしいカテドラルの建設が始まる
途中、鐘楼が2度までも倒壊したが105年の歳月をかけて1744年完成
バロック様式だが新古典様式も使われている
遠くからもよく見える2つの鐘楼の高さは66・8m
現在ではメキシコで2番目に大きいパイプ・オルガンがあることでも有名





さて、このバヤドリードモレーリアに改名されることになったいきさつを

1795年ホセ・マリア・モレーロス・イ・パボンサン・ニコラス神学校に入学
ここで院長をしていた後の独立運動の英雄イダルゴ神父の薫陶を受ける
つまり、この長い名前のモレーロスさんが独立の英雄の1人となり
街の名前が彼にちなんで改名されることになったわけ

ともかく、
1810年イダルゴ神父ドローレス村で独立の武装蜂起を始めると、
ホセ・マリア・モレーロス・イ・パボン(長いから以下・モレーロス)もその右腕として活躍
翌年イダルゴ神父が志半ばにしてスペイン軍に捕えられ処刑されると、
その遺志を引き継いで独立運動の指導者となる
しかしながらモレーロスも2年後の1815年、スペイン軍に捕えられて処刑されてしまう

そして紆余曲折の後
1821年
ヌエバ・エスパーニャ副王軍司令官アグスティン・デ・イトゥルビデが独立運動に寝返ったことで独立が達成された
メキシコ自体はその後イトゥルビデが皇帝を名のったりと、不安定な状況がえんえん続くのだが、
独立の英雄モレーロスを記念して
1828年バヤドリードモレーリアと改名された

モレーリア その1 / Morelia, Primera
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