さて、コルテス宮殿のメインの展示物といえば
出土した発掘品でもなく収集した植民地時代の遺物でもなく
このメキシコ壁画界の巨匠ディエゴ・デ・リベラの壁画です
このモレーロス州の歴史を描いたものらしい

まぁ、先住民の征服〜植民地時代〜独立〜革命という流れは
モレーロス州であろうとなかろうとメキシコならばどこでも
似たような流れではあろうが

これは”先住民の武力制圧”の部分ですな

メキシコに行ったことのある人ならばともかく
普通は「ディエゴ・デ・リベラて誰?」てなるでしょう

ディエゴ・デ・リベラというのはメキシコ壁画運動という
美術史上の動きがありまして、その3大巨匠の一人であります
20世紀前半〜半ばがメインの美術運動です



そうはいうても
そのメキシコにおける位置がピンと来るわけではないでしょうから、
その有名度を日本国内で例えるとしたなら
「東山魁偉」
てなとこでしょうかね・・・壁画と障壁画の違いってコトで(暴論)



これは”先住民を武力支配するスペイン人”の図でしょうな
いわゆる悪政として名高い
”レパルティミエント”や”エンコミエンダ”の図かな

これは征服したあと
”支配者として先住民の上に君臨するエルナン・コルテス”
というところでしょうな

これはいわば
”植民地時代の圧制”
という感じでしょうか
実際征服初期は先住民は殺戮と疫病で人口減少を辿りましたし

服装も微妙に変化して洋服化
混血が進んでいっている状況をも示しているのかも

しかし、単純に絵、巧いなぁ

この部分は独立後の革命の部分かな?
だとしたら独立の部分、ぬかしたことになるのだろうか・・・?

一番左の馬を牽いた白衣の人物、
これはエミリアーノ・サパタかな?と思ったんで
革命時の図かなと思ったんですが、
いまいち定かではありませぬ

クエルナバカ その1 / Cuernavaca, Primera
クエルナバカ その3 / Cuernavaca, Tercera

その2 / Segunda

2002年11月 / Noviembre ,2002

モレーロス州・州都クエルナバカ
Cuernavaca, Capital del estado de Morelos

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