京都・金地院
Templo Budista, Konchi-in
東照宮から方丈の方へ行く道
有名な方丈前の枯山水のお庭
京都は伝・小堀遠州作、の庭が多いが
ここのお庭はれっきとした遠州作
この写真はお庭の右・南側
なんせ方丈が修復中で足場が作ってて、
お庭を撮る場所が一ヶ所しかなくて
さらに右・南側
飛び石がいい感じ
なるほど、これが遠州好み、か
有名な石組みの中心部分
下に同じ写真で矢印と説明を付けます
@蓬莱石組 仏に見立てた三尊石
A礼拝石 蓬莱石組を礼拝するための石
B織部灯籠 別名キリシタン灯篭
竿の部分が十字架形をしてて
一説によると隠れキリシタン信仰とも。
つまり礼拝石で三尊石を拝むと、
一緒に十字架形のキリシタン灯籠も
礼拝することになるのが意味深
C鶴石
D亀石
←@
←A
B→
←D
↓C
なおこの背後には東照宮がある
礼拝石でキリシタン灯籠と三尊石を拝むと、
ついでに背後の東照宮・東照神君家康公をも拝むことになるという
ついでにこの礼拝石〜東照宮からの線を伸ばしていくと
静岡の久能山がぶちあたるという
(「京都名庭を歩く」宮元健次)
ここが呪術・呪法に長けた黒衣の宰相・金地院崇伝の寺であってみたら
ありえることよのう
江戸時代の技術水準ならそういう配列も可能じゃろうしの
方丈の中
そういうウンチクはともかく、
また修復工事が終わってから
ちゃんと庭を見たいものよ
終わり / Fin