香川県・栗林公園 / El parque de Bosque Castanyo
'Ritsurin', En la provincia de Kagawa
睡竜潭の北側が鹿鳴原(ろくめいげん)という原っぱ
実に遊ぶに良さげな原っぱです
向こうに見えてるのは紫雲山の岩壁赤壁
なんか普通の公園みたいな。栗林公園の最奥部やのに
涵翠池の南西には睡竜潭(すいりゅうたん)という
淀みというか、堀が少し広くなったみたいなとこがあります
水が淀んだ感じを龍が睡ねている感じになぞらえたんでしょうな
で、そこには慈航嶼(じこうしょ)という中ノ島があって
津筏梁(しんばつりょう)という橋が架けられてます
この橋はいわゆる「八つ橋」の形式ですな
名前とか全部中国・江南趣味やのになんでか和風
「赤壁賦」というたらあれですな。前・後編あるそうですが、
私が知ってるのは後赤壁賦(のちのせきへきのふ)の方だけですわ
時に夜まさに半ばならんとし、四(よも)を顧(かえりみ)るに寂寥(じゃくりょう)なり
適々(たまたま)孤鶴(こかく)あり、江を横(よ)ぎって東より来る
翅(つばさ)車輪の如く玄裳縞衣(げんしょうこうい)戛然(かつぜん)として長鳴し、予が舟を掠めて西す
須臾(しゅゆ)にして客去り、予もまた睡りに就き、一道士を夢む
羽衣(うい)翩(へん)せんとして臨皐(りんこう)の下を過(よぎ)り、予に揖(ゆう)して言いて曰く
赤壁の遊び、楽しきかと
その姓名を問うに、俛(ふ)して答えず
嗚呼噫呼、我これを知れり。疇昔(ちゅうせき)の夜、飛鳴(ひめい)して我を過(よぎ)りし者は子に非ずやと。道士顧て笑う
予もまた驚悟し、戸を開きてこれを視るに、そのその処を見ず
赤壁
あの中国・揚子江の赤壁
そやからとゆうて、三国志から採ったわけやありません
中国の宋代の詩人・蘇軾(蘇東坡)の「赤壁賦/せきへきのふ」
桶樋滝
小さな滝が赤壁から流れて落ちています
人工的に作った滝ですな