説明 / La Explicacion
セマナ・サンタ(Semana Santa:聖週間)というのは、カトリック圏でのキリストの復活を祝う祭り
コレ自体はカトリック圏ならばどこでも祝ってる祭りです
(プロテスタント圏ならばイースター)
この祭りの時期、グァテマラのアンティグアでもプロセシオン(Procesion:御輿の行進)があります
内容としましてはキリスト受難劇
(クリスト(キリスト)のエルサレム近郊ゴルゴダの丘での磔刑の模様)
の再現です
ですので、行進するお御輿の上には
”自分で十字架をゴルゴダの丘へ運ぶクリスト”
だの
”心痛める聖母マリア”
だのが登場するわけです
ついでに
舞台はローマ時代のローマ支配化のエルサレムですので、
この時期にはアンティグア中にローマ兵の格好だの
アラブ風の格好だのの扮装が入り乱れて歩いております
また、アンティグァのプロセシオンでは見ものとされているのが
住民達が自分の家の前に作ります一種の花道
”アルフォンブラ”(絨緞、の意味)
これの製作が始まると街中が一種の野外美術館のようになり
一日、ないしは一晩歩き回って見回るほど楽しいものになります
またこれ以外にも各教会で”ベラシオン”(Velacion:徹夜、の意味)という行事が行われます
教会内でもアルフォンブラが作られ参拝者が一晩中訪れるのです
セマナ・サンタの期間は全体で約40日
月の満ち欠けを基準にして毎年決定するため毎年日取りが変わります
セマナ・サンタの期間(クアレスマ)に入ると
少しずつ各教会でベラシオンが行われ始め
小規模ながらプロセシオンも始まります
セマナ・サンタの最重要日はフェベス・サント(聖木曜日)とビエルネス・サント(聖金曜日)
この日が本番とでもいうべき日です
この両日はアルフォンブラとプロセシオンのほか
あらゆる食べ物屋台にお土産屋に観光客と警察と泥棒までが街中にあふれかえります
(プロセシオンの規模自体は隣町の首都グァテの方がデカいらしいんですけれど、風情はアンティグァの方が上でしょうね)
フェベス・サントとビエルネス・サントが終わったあとも実際は小規模のプロセシオンが行われています
1998年3月〜5月
アンティグアに滞在してこのセマナ・サンタを始めから終わりまで見ました
その時に撮った写真を並べていきます
この年のフェベス・サント(聖木曜日)は4月9日、
ビエルネス・サント(聖金曜日)は4月10日でした
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